【Rubyのパパ まつもとゆきひろ氏特別講演】20代エンジニアのためのプログラマー勉強法に参加した話。
皆さんこんにちは。
先日、2019年3月30日(土)にサポーターズで開催されたイベント「まつもとゆきひろ氏特別講演
20代エンジニアのためのプログラマー勉強法」に参加してきました!
どんなイベントだったのか、自身の備忘録も兼ねて振り返りたいと思います。
講演内容
- 学生と社会人の"勉強"の違い
- なぜ勉強するのか?
- 勉強についてのTips(what,where,when,how)
- とにかくアウトプット
- 成功するためのTips
- 最後に3つのアドバイス
1.学生と社会人の"勉強"の違い
学生 |
社会人 |
---|---|
満点がある | 満点がない |
記憶 |
把握 |
苦手克服 | 得意を伸ばす |
試験 | 常在戦場 |
メイン | サブ |
これ、一つずつ説明していきますと…
満点があるvs満点がない
- 学生・・・満点があるので記憶が重要になってくる。
- 社会人・・・満点がないのでどれだけ知識を詰め込んでも100点以上取ることは出来ない。つまり学生時代の勉強法では通用しないと言うこと。
記憶vs把握
学生のテストでは記憶が重要になるが、会社ではググれば良い。大切なのは知識のインデックスを作っていくことなので、調べる力が必要。
苦手克服vs得意を伸ばす
自分の苦手な科目を頑張る、と状況。
・90点以上は見込めない
・40点ならまだ伸びしろがある
しかし、好きなことを頑張っていた方がモチベーションを保つことができる。
平均的なプログラマー以上を目指すなら、得意なものを伸ばすことがあるべき戦略である。
ちなみに私は分数や数式がとっても苦手でしたが、文章問題は得意でした。
なので、同じ分野でも得手不得手があるのである分野の中でも特に得意なものや好きなものを伸ばしていくともっと良くなるのか。
試験vs常在戦場
学校では基本テストの結果が大事、しかし社会人では常に仕事での成果を求められる。
メインvsサブ
学ぶことは学生にとってメイン、しかし社会人では学ぶこと自体サブであり得た知識や技術を持って成果を出す必要がある。
2.なぜ勉強するのか?
働いている上に、勉強したいから勉強会に参加している。
なぜ勉強をしたいのか。なぜ参加したのか。
そこには様々な理由がある。
- 成功した
- 高収入が欲しい
- 良好な人間関係が欲しい
- 嫌なことはしたくない
- 好きなことで生きていたい
これらを実現するためには、「高評価」を得ることが必要になる。
つまり勉強の目的は「尊敬される(人格的な評価)」または「尊重される(蔑ろにしない)」と言う部分を得ることと言える。
3.勉強についてのTips(what,where,when,how)
what
好きなことを学ぼう。好きこそ物の上手なれ。
自分が好きなものを見つけるためには、インベントリ(棚卸し)をすること。
つまり、自己分析をすること。
得意なことや趣味、興味、思考、背景といった自分の特性について理解を深めることでインベントリすることができる。
where
上記でも説明したが、「成功」と言うのは高評価を得たり尊敬や尊重されることである。
良い環境で学ぶ→成長する→モチベーションup→もっと勉強するといった好循環ループに入ることが出来る環境に自分を置くべきである。
ループになることを妨げる環境からは離れた方が良い。
win-winの好循環ループかNo Dealであるべきでそうでないなら逃げて良い。
自分が成長できる環境に身を置くと言うのは、結構難しいところですよね。
しかし、時間は平等にしか流れない。
今勉強している人たちと同じ時間を過ごしている時点で、と言うことでしょう。
when
まとまった時間を作るのは意外と難しい。だからこそ、優先順位をつけて過ごすことが大事である。
また、その時間を過ごすために生産性を高めることで時間を確保する必要がある。
how
好きなことで稼げることがベスト。
しかし、お金にならない可能性もあるわけで。なので、妥協と打算が大事になってくると言うことですね。
しかし、一度自分が決めた判断を永遠に信用してはいけない。
10年後、20年後と選択肢に迫られることはあるので妥協をしても常に可能性を模索すべき。
4.とにかくアウトプット
知識を得ることはググれば良いので比較的楽な昨今、アウトプットに価値がある。
一見簡単そうですが、アウトプットすることで「失敗したらどうしよう」や「面倒」と感じたり意外に出来なかったり心理的障壁がある。
しかし、アウトプットは人を成長させます。
ハードルを下げるために、アウトプットの質は置いておきつつ習慣化することでアウトプットする習慣が身に付き、心理的障壁を下げていくと出来るようになる。
5.成功するためのTips
成功するためには知名度をあげる。
そのためには認知され、知られる必要があります。故に、アウトプットして自分の価値を示す必要がある。
6.最後に3つのアドバイス
コンピューターサイエンス・アーキテクチャの基礎を押さえる
CSの基礎知識が差別化になりうる。
良いプログラムを書く人はコンピューターアーキテクチャをきちんと理解しているので、コンピューターサイエンス・アーキテクチャの基礎を押さえてこう。
英語を学ぶ
まず英語があれば18億人と繋がることが出来る。プログラミングに限らず、最新の技術や発見は英語で発信される。
なので、英語があれば一時情報を取ることができるが、出来なければ日本語に訳されるのを待つしかない。
ペラペラ話せなくても、英語から情報を読み取る能力は身に付けるべき。
まとめ
変化し続ける、というのはすぐにできることではないです。
しかし、毎日少しずつ「昨日はあそこまでやった。今日はここまでやろう」と変化を持たせることで継続していけるのではと日頃の自分の生活を改めようと感じました。
今回の講演に参加してよかったです!