【書評】チーム・ジャーニーを読んでみた感想【ともに考え、ともにつくる】
皆さんこんにちは。管理人のPaZooです。
タイトルにもあります通り、2020年2月17日に発売された「チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで」を読みました。
以前読んだ「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」と出逢ってからというもの、市谷聡啓さんに心を奪われてしまった読者としては、非常に楽しみでしたのでKindleで予約して今か今かと待っていました。
ちなみにカイゼン・ジャーニーを読んだ感想はこちらに書いてます。
チーム・ジャーニーを読み始めてからというもの、いろいろ考えてしまい全然読了できず、、なんだかんだすったもんだがあり、3月に書評をブログに起こすというなんともな感じですがそこはご愛嬌で。
当記事をご覧になっている皆さんに実際に手に取って読んでいただきたいので、読んだ感想をふわっとしか書いていません。
チーム・ジャーニーはどんな人にオススメ?
チーム・ジャーニーは下記に当てはまる人にオススメです!
- アジャイル開発をやっている。または導入を検討している。
- チームのあり方とは何かを見つけたい。
- チームビルディングに悩んでいる。
- 自分が考えるチームと、他の人が見ているチームについて知りたい。
チーム・ジャーニーってどんな本?
チーム・ジャーニーはカイゼン・ジャーニーと同じく、物語調で話が進んでいきます。
チーム開発を経験した主人公が新しいチームでPOに任命され、様々なチームメンバーと次々と発生する問題の壁を超えていくストーリーです。
構成は2部構成となっており、非常に読みやすくなっています。
第1部では、単一チームの成長について書かれています。
前半には「チームとグループの違い」と「チームになるためにやるべきプラクティス」をストーリーで読んでいくことができ、後半にはストーリーに出てきた用語や仕組みの解説が書かれています。
第2部では、単一チームが複数集まりひとつのチームとして開発することについて書かれています。
ここでは、それぞれ集まった単一チームが個々で動くのではなくプロダクトとして開発を行いリリースするための仕組みが説明されていました。
詳細については、ぜひチーム・ジャーニーを読んでみてください!
チーム・ジャーニーを読んだ感想
結論から申し上げると、「良著。共に作るを体現した本である。」の一言。
といいますのも、この本にはPOに任命されてから発生する問題の壁を超えていくストーリーでして、それぞれの壁を超えるための解決方法策が都度書かれています。
つまりケーススタディです。
多才な登場人物たちを通して「あ〜おるおるこんなやつ。自分の周りにもおるわ〜」なんて思いながら読むと、ただ本を読んだだけでなく完全に走りきった感じがして気付いたら体力を持ってかれてます。気をつけてください。
いろいろ考えさせられた、チーム・ジャーニー。
チームで開発をしていると「誰が問題を解決するか」という悩みも「気付いた人から始める」というのが結論なのです。
時間軸をどれだけ伸ばしても状況が変わる見込みがないのであれば、そこにいる人間でどうにかするしかないそして、その状況を変えられるのは必要性に気がついている人間だけなのです。
「そうだよね〜〜あ〜〜分かる〜〜〜」と首が取れるんじゃないかってくらいに首を縦に振りまくりました。いや〜〜〜さすがです、市谷さん。。
まとめ
物語調でかつ解説もあるため、イメージしやすく思わず世界観に入り込んでしまうほど面白い本でした。
タイトルにもある通り、チーム活動について最初から最後まで考えさせれます。
ちなみに蔵屋敷さんをずっと「産屋敷さん」と思っていたことをここに報告します。
鬼滅の刃にハマりすぎですね。反省してます。
チーム開発に興味がある方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?