【書評】やり抜く人の9つの習慣~コロンビア大学の成功の科学~【要約】
皆さんこんにちは。管理人のPaZooです。
あっという間に年明けてもうすぐ1ヶ月経とうとしていますね。最近時間の経過が非常に早く感じます。
年末休暇中に「やり抜く人の9つの習慣~コロンビア大学の成功の科学~」をKindleで購入しました。
個人的な感想になりますが、結論めっちゃ良著です!!!!!
ページ数はおよそ100ページあまりで、内容が非常に読みやすく要約されています。
ちなみに、メンタリストDaiGoさんの動画にてご紹介されています。
- 「やり抜く人の9つの習慣」はどんな人にオススメ?
- 「やり抜く人の9つの習慣」の内容・構成
- やり抜く力を身に付ける9つの習慣・行動
- 「これまで思考」から「これから思考」に
- 現実的な楽観主義者になる
- 最後に
「やり抜く人の9つの習慣」はどんな人にオススメ?
さて、この本はどんな人にオススメなのかまとめてみました。
- やり抜けない人
- 「才能が無いから出来ない」と思い込んでいる人
- 時間が無いけどやり抜く力を身に付けたい人
タイトルにもあるように「やり抜く人の習慣」が書いてある本なので、やりたいという熱意があっても長続きしない、今まで何やってもうまくいかなかった、時間が無いけど「やり抜く力」を身に付けたい人にぜひオススメです。
「やり抜く人の9つの習慣」の内容・構成
この本では”成功者”と呼ばれる人たちに共通する思考や行動パターンがあることを述べ、それらを9つの習慣として要約してまとめています。
構成としては、全9章からなる1冊ですが【1章あたり10ページ】と少なく、更に最後には「まとめ」も用意されています。
無駄がなく、すっきりと簡潔にまとめられている本書は【マインドセット】について他の著書でご存知の場合は少し物足りないかもしれません。
やり抜く力を身に付ける9つの習慣・行動
各章のタイトルですが、ざっくりと書いてみます。
- 目標に「具体性」を与える
- if-thenプランの形で「○○になったらやる」と計画する
- 現状と目標までの距離に目を向けて「目標に近付くために何をすべきか」に焦点を当て、モチベーションを維持している。
- 成功できると信じている。同時に成功は簡単に手に入らないと考えて努力を怠らない。
- 最初から完璧を目指さない。失敗を恐れることなく少しずつでも進歩することを考えている。
- どんな能力でも努力で身に付けられると信じている。どんな困難でも「やり抜く力」を持って取り組むことができる。
- 意志力を鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使い過ぎれば消耗する。
- 誘惑を出来るだけ近づけないようにする。意志力で誘惑に打ち勝とうとしない。
- 「やらないこと」ではなく「やること」に焦点を置く。
中でも印象に残った章をご紹介させていただきます!
「これまで思考」から「これから思考」に
これまで思考(to-date thinking)…「どこまでやり遂げたか」に視点を向けるスタイル
これから思考(to-go thinking)…「あとどれだけやらなければいけないのか」に視点を向けるスタイル
著書によれば、人は誰でも「これまで思考」と「これから思考」を行ったりきたりしているのだといいます。
どちらも目標達成のために同じように大切な考え方なのですが、注意が必要です。
その注意とは、「これまで思考」が強くなるとモチベーションが下がる危険性があると言うこと。
人は「目標に対して自分はこれだけ進捗したのだ」と言うことに目を向けると達成感を得ることが出来ます。
「これまで思考」の傾向が強い人は、早い段階で達成感を持ってしまうため気が緩むのが早いです。逆に「これから思考」の人は目標までの距離を測るとモチベーションは維持され「これからやるべきこと」を意識することでモチベーションを高めることもできるそうです。
現実的な楽観主義者になる
目標に向かって努力をするときにポジティブに考えることはもちろん大切です。
しかし、目標達成を甘くてみてはいけません。目標が価値があればあるほど、時間・計画・汗が必要になるからです。
事実「望むことは簡単にできる」「欲しいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確率が高くなってしまいます。
その理由として、「簡単にできる」と考えただけで必要な準備を怠ってしまうからです。
「望めば手に入る」と”引き寄せ”に取り組んでも、目標達成には役立たず、それどころか目標を阻害する可能性すらあります。
ただし、「引き寄せの法則」が役に立つケースが一つだけあるそうです。
それは、目標を達成したくないとき。つまり著書は「引き寄せの法則」は「失敗の法則」だと主張しています。
「目標は達成できる」と信じるのはもちろん大事です。
しかし、「目標は簡単に達成できる」と見積もってはいけません。ここが注意すべき考え方です。
言い換えれば、「”非現実的な楽観主義者”ではなく”現実的な楽観主義者”であれ」と言うこと。
それはどういうことかと説明しますと、「成功を望み、それに相応しい努力をする人
」です。つまり、目標を達成するために詳細なプランを立て、正しい戦略を練り、成功を掴むまで努力する人だと言うことです。
最後に
上記に記載したものだけでなく、他にもたくさんの面白い内容が書かれています。
もっと知りたい、読んでみたい!と思ってもらえると嬉しいです。
ちなみに、Kindle版だと1,000円以下で購入できちゃいます!
ぜひ興味がある方は、本書を手にとってみてください!