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あのファイルどこ行った?バージョン管理システム「TortoiseSVN」の出番です!!

皆さんこんにちは。

12月になって途端に寒くなったと思いきや、またも暖かくなるという現象が起こっています。(うちの周りだけかもしれませんが)

 

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現在参画している現場では、ソース管理システム「TortoiseGit」とバージョン管理システムTortoiseSVN」を使い分けてプロジェクトを進めています。

TortoiseGitについてはまた次の機会にお話しようと思いますが、今回はTortoiseSVN(以下SVN)についてご紹介していきます。

この記事は、初めてSVNを耳にされた方や今からバージョン管理をする方向けに作成しているので、既にご存知の方にとっては物足りない内容になってしまうかと思いますが、予めご了承ください。

バージョン管理システムTortoiseSVNとは

大多数で開発を行っていると、新しくファイルを作成していたりどこか一部を修正したり間違えて消してしまっても自身のローカル環境でしか反映させることができません。

中には「ファイルを共有したいなら共有ネットワークあるじゃん。」と思う方もいるかもしれませんね。

確かにひとつの方法としてありますが、間違えて消してしまったり一部修正をした場合、以前のデータは残らずに修正したデータしか見ることができません。

他に、バックアップを取るのもバージョン管理とも言えます。

しかし、都度ファイルを修正する時にバックアップを取るのも面倒...。

そこでSVNを使えば、ファイルを共有しながら更にファイルのバージョンを管理することができちゃいます!

バージョン管理システムの基本用語と構成

SVNを利用するうえで、よく耳にする用語がありますので表にまとめてみました!

利用頻度が高い用語

説明
リポジトリ

バージョン管理したいフォルダやファイルの履歴が格納される場所。

一般的には複数人で作業することを想定し、サーバー上に置きます。

作業コピー

実際に作業を行うのはローカルにダウンロードしたファイルに対して行ないます。このダウンロードフォルダーやファイルのことを指します。

チェックアウト リポジトリ内のフォルダを指定し、パソコンにダウンロードすること。
コミット 作業コピーに対して行なわれた変更をリポジトリへ反映させること。
アップデート(更新)

他の人がコミットした変更を自分の作業コピーへ取り込むこと。

アップデートを行なわずコミットしようとすると、競合が発生し競合を解決するまでリポジトリにコミットすることができません。 

SVNを使う流れ

さて、バージョン管理システムについては前述の通りです。

では、具体的にどんな風に使うのか簡単に説明していきます。

1.管理したいファイルをバージョン管理システムに登録する

エクセルやテキストをSVN追加→コミットをすることでファイルを管理することができます。

2.ファイルを変更したい場合、バージョン管理システムからファイルを借りる

ファイルを借りたいときはチェックアウトをするとローカル環境にSVNが管理しているファイルを反映させることができます。

3.変更が終わったら、ファイルをバージョン管理システムに返す

SVNの場合、ファイルを変更した後に、リポジトリコミットをすると変更したファイルをバージョン管理システムが管理してくれます。

4.ファイルが返された時点でバージョン管理システムで変更履歴を情報としてログに記録する

SVNでファイル変更をしてリポジトリにコミットをする時点で「コミットメッセージ」を書くように言われます。

  • 誰が書いたか
  • どのような変更をしたのか
  • いつ変更したのか

という上記3点が履歴に残ることで、大人数でファイル編集する際に「誰が、いつ、どこで変更をしたのか」という情報を共有することができます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、SVNについて簡単にご紹介しました!

SVNの基本操作については、長くなるため近いうちとこ記事でまとめます〜。それでは、また次回!