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なぜ、わたしの仕事は終わらないのか考えてみた。

皆さんこんばんわ。最近、外にも出ずにKindleで本を読み漁っています。

最近のオススメの漫画は「ゆるキャン△」です。

身体を動かさないとまずいなぁ〜なんて思いながらも、みかんに手が伸びる次第です。

 

さて、今回お話するのはタイトルにもある通りです。

その名も「なぜ、わたしの仕事は終わらないのか」

なぜこんなタイトルなのか。そして、なぜわたしの仕事は終わらないのか。

何か対策を取ろうとしているのか。

その答えは、この記事を最後まで読んでくださると分かるかと思います。

 

 

なぜわたしの仕事が終わらないのか考えてみた。

さて、いきなりですがわたしは仕事を終えるのが非常に遅いです。

その理由は、ちょっと矛盾しているように感じるかもしれませんが、仕事を片付けど片付けど次から次に降ってくるのです。(それが仕事と言われるとそれまでなのですが…。)

 

本来であれば、仕事のタスクは早く終わらせるに越したことはありません。

しかし、ここで述べているのは仕事のタスクを早く終わらせることによるデメリットに直面したことをお話しています。

 

では、なぜ仕事のタスクを早く終わらせることがデメリットなのでしょうか。

その答えは、前述している通り「仕事が次から次に降ってくるから」です。

 

話が変わってしまいますが、わたしが仕事を早く終わらせたい理由として、

「資格取得のための時間を確保したい」
「ブログを更新したい」
「エンジニアとして毎日新しい技術を身に付けるための勉強もしたい」 

 他にも、様々な理由があります。

兎にも角にも迅速かつ丁寧に仕事を終わらせて、早く帰ってスキルアップしたいという思いがあります。しかし、その思いとは裏腹に仕事が終わらないのです。

 

仕事が嫌いなの??

仕事が嫌いなわけではありません。むしろ大好きです。

時間を忘れて熱中してしまうくらいに今の仕事が楽しくて仕方がないのです。自分でも天職だと自負しています。

 

どんな仕事のやり方してんの?

自分に対して作業が振られた時に必ず「期日はいつまでですか?」と聞きます。その期日から自分の能力だとどのくらいで終わりそうなのかさらっと考えます。

 

上記の2点を意識するだけでも、かなり仕事は捗りそうですよね。

しかし、現在のわたしの結果を見るとどうでしょうか。仕事は終わらない一方です。

 

思い悩んだ末、わたしは賢人たちの知恵を借りるべくKindleの海へと潜りました。

 

仕事が終わらない原因がここにあった!!

仕事を片付けど片付けど、次から次へと降ってきます。

仕事が降ってくるのは決して悪いことではないのですが、結果を見た時に仕事が終わらないということになってしまいます。

 

幾度となく考えていますが、なぜわたしは仕事が終わらないのでしょうか。

その答えは、ある一冊の本との衝撃的な出会いによって導き出されました。

 

その名も、「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」という本です。

書店でもランクインしたことがある程の有名なビジネス書なので、既知の方もいらっしゃるかと思いますが、今回はわたしが特に印象深かった箇所を要約して皆さんへご紹介したいと思います。

 

「なぜ、あなたの仕事が終わらないのか」とは?

マイクロソフト本社にて勤務されていた伝説のプログラマー・中島 聡氏が鬼速で仕事を終わらせることをテーマとした時間術についての本です。

 

日本でも一世を風靡した「Windows95」を開発した中島氏が、自身の40年間で培った効率的な仕事の仕方を自身のエピソードと共に紹介していく構成となっています。

 

中島氏は「仕事は拙速を尊ぶ」を信念としており、いかに納期までにきちんと仕事を終わらせるかを考え、効率を重視した結果、生まれたものがロケットスタート時間術」でした。

本の内容

主な内容として、大きく分けて前半部分の1~3章と後半部分の4~6章があります。

1〜3章では仕事が終わらない人の特徴と時間を制すことのメリットについて、後半部分では実際の「ロケットスタート時間術」の使い方について書かれています。それぞれをざっくりと紹介して行きましょう。

 

1〜3章 仕事が終わらない人の特徴と時間を制すことのメリット

中島氏のエピソードを交えつつ、仕事が終わらない人の共通点や時間を制すことのメリットについて書かれています。

この章の中で特に印象深かった項目を取り上げていきます!

 

仕事が終わらない人の特徴

  • 安請け合いをしてしまう
  • ギリギリまでやらない(想定外の仕事が入ってくることを計画していない)
  • 計画の見積もりをしない

 

ぐさっ!!!

楽勝で条件に当てはまってますやんわたし…。

 

立場上、仕事を依頼されると引き受けてしまう&細かい見積もりを出すのが苦手なわたしはドンピシャに当てはまってました。

仮に引き受けたとしても、細かい見積もりを出せば上司や仕事を依頼して来た人に対してスケジュールの調整ができます。

一番最悪なのは、スケジュールの相談もせず期限ギリギリに「できませんでしたのであともう少しだけ時間をください」ということ。

 

上司からの信頼も無くなりますし、何と言っても自分がきつい。

 

なので、細かい見積もりを出すことから意識していくとスケジュールに追われることなく「仕事が終わらない!」と嘆かなくて良さそうです。

 

「分かりました!」と何でも言ってしまうのは、悪い癖ですね。今度から気を付けようと思います…。

 

3章 時間を制するメリットとは?

時間を制する、というのは自分の想定通りに時間を管理することができるという認識です。

時間を制することによって、どんなメリットが得られるのでしょうか?

 

時間を制するメリット

  • リスクを測定できる
  • 目に見える形のもの(プロトタイプ)を素早く作ることができる
  • 誤差に対応できる

 

「納期に間に合うのか、スケジュール通り終わるのか」とリスクを測定することで、前倒しができてスケジュールに余裕ができます。

その結果、上司や他のメンバーに心配をかけることも減りますよね。

 

目に見える形のものを作る事は、机上で説明をするよりも形になったものを見せる事でより早く次の行動を起こせるというもの。

中島氏曰く、アプリをリリースするときは大体80パーセントくらいでリリースを行なっているそうです。

100パーセントの状態というのはなかなか難しく、結果いつまでたっても出せないままになってしまい周りから抜かれてしまいます。

なので、80パーセント完成したらすぐに成果物を見せるといいとのことでした!

 

誤差に対応できるというのは、想定外の仕事が舞い込んで来ても対応できることを言います。

自分の仕事が終わっても、他の人から仕事をもらうことが多々あるでしょう。

また、不具合が発生するかもしれません。そんな想定外のことに対応できるのは、時間を制している人のみです。

 

4〜6章 ロケットスタート時間術の使い方とコツ

次に、4〜6章で特に印象深かったところを取り上げます。

100人のうち1人もできなかった、あることとは?

マイクロソフト本社に勤務する中島氏の同僚たるや、非常に優秀なエンジニアばかりです。

しかし、そんな優秀な彼らでもできなかったこととは一体何でしょうか?

それは、絶対に締め切りを守るということ。

さらに細かく言うと「常に締め切りを守れるような仕事の仕方をすること」です。

 

ここで、本書で紹介されていたビル・ゲイツのエピソードをお話します。

ビルが「明日、パーティに使うから花を用意して欲しい。」と依頼し、頼まれた人は「お花を注文したいのですが」と花屋に連絡をしたそうです。

しかし、その翌日に花屋から「豪雪のため、配達が遅れそうです」と連絡がありました。
このことをビルに伝えると、人が変わったかのように怒鳴りました。

ビルは「絶対に締め切りを守る」と言うことをモットーにしていたので、約束していたはずの花が届けられず「締め切りが守られなかった」と言う点に怒っています。

なぜ、ここまで怒るのでしょうか。

 

それは、ビルから依頼された「花を用意して欲しい」と言う任務は「どんなことがあっても花を用意する」と言うものだったからです。

花屋に注文するのは誰にでもできます。しかし、ビルが望んでいるのは「どんなことがあっても花を用意すること」なのです。

 

花屋に注文する時点で、明日の天気予報について考えなかったのか。

もし注文する時点で、想定外のことを踏まえて他の花屋に注文していたらビルはどんな態度をとったでしょうか。

 

常に締め切りを守ることができる仕事の仕方、と言うのは最悪の場合も踏まえたスケジュールを考えることができる仕事の仕方、とイコールなのです。

 

このエピソードは特に印象深かったです。

今、自分ができているかと聞かれると答えは「NO」です。

スケジュールを組んでいても、何が起きるか分かりません。それでも、締め切りを絶対に守ると言う意識があればある程度の対応はできるはず、と本書に書かれていましたがまさにその通りで、これがプロの意識か…とハッと驚かされました。

ロケットスタート時間術の使い方とコツ

さて、それでは前半の説明を踏まえた上で、仕事を早く終わらせるための方法「ロケットスタート時間術」の使い方とコツをご紹介していきます!

  1. すべての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終わる納期を導きだす。
  2. 最初の2割の期間を「見積もり期間」としてもらい、実際にその期間中に仕事量の8割を終える
  3. 万が一、2割の期間内でほぼ完成まで持っていけなかった場合は、「危機的状況」と判断しスケジュールの見直し・延長を交渉する。
  4. 2割の期間中は「マルチタスクをやめる」・「仮眠をとる」で仕事の効率を上げる  

以上です!

分かりにくいかもしれませんので、ざっくりと説明していきます。

 

①例えば、10日間が期限の仕事の場合、まず最初の2日間をスケジュールの見積もり期間とします。

 

とにかくこの2日間で仕事の8割を終わらせます。中島氏はそこに集中するために、すべてをシャットアウトします。なので電話やメール、MTGも全て予定に入れずにフルシカトしているとのことです。

③この2日間で仕事の8割が終わったら、残りの8日間は余裕をもって流す感じで取り組みましょう。残りの2割を終わらせたりクオリティアップに時間を使いましょう。

終わらなかった場合は、期限内に終わらない可能性が高いのでスケジュールの見直しをしましょう。

ここでポイントなのが、2日間でほぼ終わったからといって、早く仕上げて仕事を終わらせる・提出してはいけないことです。

あくまで目的が期限内に終わらせることなので、そのために最初の2日間でロケットスタートという若干無理をして取りかかったのに、これで早く終わらせてしまうと早く終わるものと判断され別の仕事が振ってきます。

 

…はい、ここ!!!最後のやつは思い当たりがあります。

わたしはいつも早く仕上げて仕事を終わらせていました。ここが、仕事が終わらなかった原因の一つです。

ロケットスタートして早く終わらせたのにも関わらず、次から次へと仕事が入ってくるということはフルマラソンを全力で駆け抜けているようなものです。

フルマラソンも、給水所で水分を補給したりペースを落とす時もありますよね?

その休憩が無い状態で次から次へと仕事が舞い込めば、スケジュールを立てようにも仕事が積み重なって結果仕事に追われることになるのです。

 

なので、次からは仕事が重なったときは上司に相談して体を壊さないレベルでスケジュールを調整してもらおうと思います。

 

まとめ

いかがでしたか??

今回、わたしは「なぜ、あなたは仕事が終わらないのか」という本に出会い学んだことは以下の通り。

  • 仕事の計画は細かい見積もりまで出しておく。
  • 絶対に締め切りを守る。
  • 期限の2割ほどで全体の6割が終わらなければ、すぐに相談する。
  • 仕事が重なったときは上司に相談してスケジュールの相談をする。

他にも色々とあるのですが、自分の仕事の仕方の改善点が見えたので明日から活かして仕事を終わらせられるように頑張りたいと思います!!

 

この本では、他にも面白いエピソードや時間術などを紹介されているので気になった方はぜひ一度読んでみてください!